3D-VRで未来を描く ― 展示イベントで新たな生活環境を体験

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地域イベントを通じて広がる未来都市と環境体験

ウインディーネットワークは、測量・調査で培った 3D点群処理・3Dモデリング・VR可視化技術を活用し、地域の未来や環境の可能性をより分かりやすく体験できる展示を行いました。11月には、異なるテーマを持つ2つのイベントに参加し、来場者の皆さまとともに新しい生活環境の姿を考える機会を作りました。


ウインディーネットワークが提供する3D・VR技術

当社は、海底地形の3D可視化、水中文化財のデジタルアーカイブ、地形測量やインフラ点検など、さまざまな分野で培った精密な3Dデータ処理・点群解析・GIS統合スキルがあります。これらの技術を応用し、自治体や企業向けに街づくりの将来像や環境保全のシミュレーションをVRとして可視化する取り組みを行っています。


【御前崎市大産業祭2025】御前埼灯台を中心とした未来都市VR

2025年11月23日に開催された「御前崎市大産業祭2025」では、 御前崎市都市整備課ブースにて、当社が制作した御前埼灯台を中心とした都市形成予想図の3D-VRコンテンツを展示しました。 海岸線や周辺地形をもとに構築した3DモデルをVR化し、 都市リノベーションの将来像を「創造」と「想像」の両面から体験していただきました。

来場者からは、地形とまちづくりがどのように結びつくのかを立体的に理解できる点に 高い関心が寄せられ、地域の未来像を共有する場として大きな反響がありました。

展示会の様子

【トヨタバッテリーふれあいフェスタ2025】浜名湖の水中環境をVRで紹介

続く2025年11月30日の「トヨタバッテリーふれあいフェスタ2025」では、トヨタグループSDGsブースにて浜名湖の水中環境をテーマにした3D-VRコンテンツを展示しました。当社が日頃から行っている水中調査、陸域調査などの技術を組み合わせ、浜名湖の地形と生態環境を立体的に再現しました。

特に注目されたのは、海洋が吸収・固定する炭素「ブルーカーボン」の仕組みを水中探検型のVRで体験できる点で、子どもから大人まで楽しく環境保全について学べる内容として高い評価を得ました。

展示会の様子

イベントが示した3D-VR技術の可能性

今回の2つの展示は、「未来の都市」と「持続可能な海洋環境」というまったく異なるテーマを、ひとつの技術(3D-VR)でつなぐ試みでした。陸域調査と海洋調査の両方を扱う当社だからこそ実現できた “空間情報技術の横断的な活用”と言えます。

ウインディーネットワークは、今後も3Dデータ・VR・GISを活かしたわかりやすい環境情報の発信に取り組み、地域の皆さまが未来のまちや環境について考えるきっかけを創り続けてまいります。

空間情報技術

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