長崎県五島列島沖に旧日本軍潜水艦を発見

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長崎県五島列島沖に沈む24隻の旧日本軍潜水艦調査

目次

日本テレビ「バンキシャ!」合同調査

2015年7月、日本テレビ「バンキシャ!」の調査に協力し、長崎県五島列島沖の調査を実施しました。当社は位置を特定するためマルチビームによる高精度音波探査を行い3次元画像を生成。その結果水深200mの海底に旧日本海軍の潜水艦「伊402」を含む24隻を発見しました。
詳細な三次元データを確認し、大きさからある程度の艦名の絞り込みを行いました。

 


残り23隻の特定へ

2017年5月、浦環(うらたまき)氏が代表を務める「ラ・プロンジェ深海工学会」に協力し、残り23隻を特定すべく調査を行いました。
サイドスキャンソナーによる調査を行ったところ、海底に垂直に突き刺さる潜水艦の姿がモニターに映し出され話題となりました。

【伊58】サイドスキャンソナーによる画像

【伊47】サイドスキャンソナーによる画像

当社所有サイドスキャンソナー

サイドスキャンソナーを海底に沈め調査を行う

同年8月にはROVによる撮影も行われ、残りの23隻の艦名が特定され、その様子は「ニコニコ生放送」による93時間に及ぶ生放送で調査・ROV映像がリアルタイムで配信されました。
また、当社は母船とは別の船から海底の地層調査を行い、突き刺さった潜水艦の埋まっている部分がどのようになっているか調査を行い、調査風景はニュース番組でも特集で取り上げられました。

船内からモニターで確認

サイドスキャンソナー画像に映し出された潜水艦

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