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OCEANOGRAPHIC SURVEY

プロジェクト調査

プロジェクト調査について

ウインディーネットワークは、独自の研究開発で培った新技術を学術調査に活かしています。

マルチビーム音響測深機、水中ドローン、高精度位置情報システムなどを用いて、目的に沿った調査とその後の分析、総合的な技術支援を行っています。

ウインディーネットワークの「プロジェクト調査」を次世代へ受け継ぐため、独自プロジェクト・地域貢献・学術調査を応援していきます。

トルコ軍艦「エルトゥールル号」の海底調査

2007年1月8日から11日まで1890年9月に和歌山県串本町沖合いで沈没した、オスマントルコ時代の軍艦『エルトゥールル号』の探査を行いました。
探査は『海洋考古学研究所』の専門家により構成されており、日本・トルコ・アメリカなど4ヶ国が関わりマルチビームソナー・ダイバーの目視による探査を行いました。WindyNetworkは日本のメンバーとしマルチビーム探査に参加しました。

藻場分布状況調査
藻場分布状況調査

海底72mに沈むスカンジナビア号

静岡県沼津港で海上ホテルとして長年にわたり親しまれた元豪華客船「スカンジナビア号」(全長127m 5105トン)が、和歌山県串本町潮岬より西北西約3m沖の海上で沈没したことを知り、2006年9月12日正午から調査を開始しました。
海底探査・調査に使用した音響機器はマルチビーム音響測深機を用いて、3D点群データと反射強度のデータを同時に取得し、海底地形を精密に計測。その結果、水深72mの海底に左舷に傾いているスカンジナビア号を確認しました。

スカンジナビア号
スカンジナビア号

ミクロネシア連邦 ナン・マドール海底遺跡調査

2013年2月10日から8日間、ミクロネシア連邦の首都ポンペイ島に位置する、ナン・マドール海底遺跡調査を行いました。
超音波測深機による3次元精密海底地形図作成し、水中ドローンによる海底撮影、アクアラングによる潜水岩質調査を実施しました。 これらのデータは、ナン・マドールを研究するための基礎資料として活用されます。
また、2014年には、ホノルルのハワイ大学で開催された「水中文化遺産アジア太平洋会議」にて奈良文化財研究所 石村先生と共に調査結果を発表しました。

ナンマドール遺跡調査
ナンマドール遺跡調査

フィリピンミンダナオ島 海底調査

フィリピン・ミンダナオ島にて「環境攪乱に対するバイオシールドとしての海底藻場生態系機能の解明」と題する調査に東京大学協力研究員として参加しました。
弊社の海底調査技術で海底藻場を立体的にとらえることで、今後の研究成果に貢献することができました。 また、ミンダナオ島では初となるジュゴンのビデオ撮影にも成功しました。
2015年、2017年にも追加調査のため再度現地へ入りました。

ミンダナオ島調査
ミンダナオ島調査

奄美大島 海底にて米戦闘機発見

大島海峡初となる海底調査を瀬戸内町と合同で行いました。
10日間の日程でマルチビーム音響測深機や水中ドローン撮影調査を行い、第二次世界大戦時の昭和20年7月、日本軍により米軍機60機以上を追撃したとされる「ロッキードP-47」とみられる米軍戦闘機を水深45mの海底で発見。裏返った状態の機体が確認できました。

奄美大島米軍戦闘機調査
奄美大島米軍戦闘機調査

長崎県五島列島 旧日本軍潜水艦調査

1946年に五島列島沖合水深200mに連合軍により海没処分された潜水艦24艦を特定すべく、浦環氏が代表をつとめ弊社も協力している「ラ・プロンジェ深海工学会」が調査を行いました。
調査は2017年5月18日より行われ、23隻の艦名を特定するべくあらゆる角度からの調査となりました。 サイドスキャンソナーによる調査を行ったところ、海底に垂直に突き刺さる潜水艦の姿がモニターに映し出され話題となりました。

五島列島潜水艦調査

海底に突き刺さる「伊58」

五島列島潜水艦調査

船内のモニターに映し出された「伊58」

西アフリカガーナの地層から22億6千万年前の地球に迫る

2014年11月末から約3週間に渡り、九州大学 清川准教授・熊本大学・茨城大学・ガーナ大学 フランク教授などと共に、西アフリカ ガーナのアシャンティーベルトと呼ばれる22億6千万年前の地層調査に参加しました。
ガーナの気候はとても暑く、生活環境が整っていない土地で長期間の滞在は、カルチャーショックを受ける貴重な経験となりましたが、先生方の探究心の強さ、タフさに毎日感動させられました。

西アフリカガーナ地層調査
西アフリカガーナ地層調査

長崎県対馬 中世の港「矢櫃(やびつ)」総合調査

長崎県対馬の最北西端に位置する矢櫃は、朝鮮半島に最も近いことから古代より大陸との交流の接点であった室町時代の通信使の船が停泊したと記録されています。矢櫃の浦には岸壁や突堤が残っていることから、2018年8月、アジア水中考古学研究所との共同研究により総合調査を行いました。
マルチビームソナーによる海底地形調査、ドローンによる写真測量、東京大学との共同開発による「SSS : Speedy Sea Scanner」による海底の写真測量を実施し、3つのデータから矢櫃全体の3次元モデルを作成しました。

対馬矢櫃総合調査

中世に造られたとみられる石積み

対馬矢櫃総合調査(SSS)

東京大学と共同開発「SSS」

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