
マルチビームソナーを使用し調査
2019年11月、東京海洋大学・岩淵教授やアジア水中考古学研究所などの調査チームと共に、北海道木古内町サラキ岬沖にて、1871年に沈没したとされる江戸幕府の海軍軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」の探索調査を行いました。
咸臨丸は、江戸幕府がオランダに注文して建造した日本最初の蒸気軍艦であり、日米修好通商条約批准の遣米使節に従い勝海舟が艦長となり、日本で初めて太平洋を横断した木造軍艦です。
調査は10年前に木製遺物を確認したとされるポイントを中心にマルチビーム音響測深機による海底地形調査を実施し、その後計測データの解析を行いました。