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オルソモザイク画像とは?精密な地図作成技術を解説

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オルソモザイク画像とは?精密な地図作成技術を解説

精度と活用範囲が広がる地図制作技術

オルソモザイク画像(オルソモザイクマップ)とは、ドローンや航空機で撮影した多数の空撮画像を合成し、カメラの傾き、レンズ歪み、地形の起伏などによる歪みを幾何学的に補正した高精度な地図画像です。これにより、距離や面積を正確に計測できる地理情報に強力に役立ちます。


なぜ、オルソモザイクは重要なのか?

通常の空撮には対象物の傾きや遠近による歪みが含まれ、正確な測量や解析が難しいですが、オルソモザイクはそれらを排除し、GISやCADデータとして活用できる精度の高い地図として機能します。


作成プロセスと主な技術要素

  • 撮影計画:70〜80%の画像重複を確保した飛行ルート設定が基本
  • 画像取得:ドローンによる高解像度撮影を実施
  • 幾何補正(オルソレクティフィケーション):傾斜や地形の歪みを矯正し、地図として精度を確保
  • モザイク合成:ジオリファレンス情報付き画像を繋ぎ合わせて高精度な画像を生成

オルソモザイク画像を活用する業界とメリット

  • 建設・測量:進捗管理や3Dモデル化などに活用
  • 農業:作物健康管理や収穫量予測に高精度地図が有効
  • 災害対応:被災範囲を迅速に把握し、復旧計画に直結
  • 環境保全:河川や森林のモニタリング、植生の変化追跡
  • 都市・インフラ管理:土地利用や点検、都市計画に不可欠

導入に関する注意点

高精度オルソ化には、GCP(地上制御点)の設置やRTK/PPK対応ドローンの活用が必要です。また、都市部では影や高層物による歪み対策も必須です。さらに、光の変化による画像非一貫性への配慮も求められます。


まとめ

オルソモザイク画像は、精度と用途の幅が広い現代の地図作成技術です。測量や農業、災害対応など多様な現場で信頼できる情報源として活用されます。ウインディーネットワークは最新のドローン技術と解析ソフトウェアによって、高品質なオルソモザイク画像を提供し、お客様の課題解決を支援いたします。

公共インフラ

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